かなしみのクリスチアーネ ある非行少女の告白
著者 | クリスチアーネ・F. |
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訳者 | 小林さとる |
出版社 | 読売新聞社 |
出版時期 | 1981年1月30日 |
ISBN | 0098-703020-8715 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ハードカヴァー 310ページ 白黒印刷 |
一人の少女がヨーロッパ全土を震えあがらせた。彼女の名はクリスチーネ。13歳にして麻薬中毒、しかも娼婦だった。実在のその少女クリスチーネ・Fの手記はドイツで300万部を超す大ベストセラーとなりドイツだけで一千万人の人が読んだ。そのうちの多くは彼女と同じ十代の少女たちである。手記はある二人の記者による聞き書きです。本人役で出演した映画『クリスチーネ・F』の邦訳された原作。副題を「われらツォー駅の子供たち」としている版もある。
ブラック・ブック
著者 | バリー・マイルズ |
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訳者 | 野間けい子 |
出版社 | シンコー・ミュージック |
出版時期 | 1982年5月15日 |
ISBN | 4-401-61092-X C0073 |
価格 | 2,500円 |
備考 | ソフトカヴァー 128ページ カラー・白黒印刷 |
オムニバス・プレス社から刊行された『Black Book』の日本版として1982年にシンコー・ミュージックより発売された大判の本格バイオグラフィー。著者バリー・マイルズは、ボウイの生い立ちから1980年『スケアリー・モンスターズ』までのキャリアを明晰な文章で書き綴る。 カラー・白黒の写真も多数掲載されており、未だボウイ入門には欠かせない一冊として存在感を放っている。1984年と1987年には改訂版が刊行され、どちらも表紙右上に80年代当時のボウイの写真があしらわれている。
デヴィッド・ボウイー語録 プラスティック・ソウルの未来人
編者 | マイルズ |
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訳者 | 柴田京子 |
出版社 | 新興楽譜出版 |
出版時期 | 1982年8月20日 |
ISBN | 4-401-61095-4 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 127ページ 白黒印刷 |
イギリス、アメリカの音楽関係の新聞や雑誌、ラジオ出演時のインタビューなどから抜粋された語録集で1980年に刊行された『In His Own Words』の和訳版。青年期について、音楽・映画について、政治論やプライベートな事柄についての70年代ボウイの過剰でエキセントリックな発言の数々が楽しめる。
『異性人デビッド・ボウイの肖像(イマージュ)』は本書を文庫化したものである。
ジャスト・ア・ジゴロ
編者 | ローズマリー・キングスランド |
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訳者 | 井辻朱美 |
出版社 | 新書館 |
出版時期 | 1983年1月25日 |
NCID | BA57096488 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ハードカバー 248ページ 白黒印刷 |
『ジャスト・ア・ジゴロ』の映画公開にあわせて新書館より刊行された原作小説。映画のスチールもふんだんに盛り込まれており、そこここにボウイ扮するパウル・フォン・プルツィゴドスキイ中尉が登場する(さすが新書館)。あとがきにはドイツ文学者の平井正が寄稿。以下、内容紹介。
1920年代、ベルリンの仇花。「たかが、ジゴロ。死んでも惜しまれはしない」。一次大戦後のドイツ、退廃と悦楽に酔い痴れるベルリン。やがて押しよせるナチス時代の洪水前夜に、名もないひとりのジゴロが散っていった・・・。当代最高の当たり役デヴィッド・ボウイ主演。
戦場のメリークリスマス シネマファイル
取材協力 | 大島渚プロダクション |
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写真協力 | ヘラルドエース |
構成 | 小島哲夫 |
出版社 | 講談社 |
出版時期 | 1983年5月1日 |
ISBN | 4-06-200422-4 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 144ページ カラー&白黒印刷 |
1983年の映画公開にあわせて講談社より発売された一冊丸ごと『戦場のメリークリスマス』というシネマファイル。スチールや貴重な撮影時の写真も多数掲載されており、ビジュアル面でも満足できるが、坂本龍一とビートたけしの”ビッグ対談”(二人の断髪式の様子も)や”燃える男・大島渚が語る”、詳細な撮影日誌や原作『影の獄にて』の著者ヴァン・デル・ポストについてなど、読み応えも相当なもの。”わたしの観た『戦場のメリークリスマス』”として糸井重里や小林信介はじめ14人の著名人の評も掲載されている。
ロック・ピックス デヴィッド・ボウイー
訳者 | 小山さち子 |
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出版社 | シンコー・ミュージック |
出版時期 | 1984年1月1日 |
ISBN | 4401620615 |
価格 | 800円 |
備考 | ソフトカバー 127ページ 2色刷り印刷(折込ポスター付) |
1984年1月1日に発売された2色刷りの写真集。『レッツ・ダンス』のプロモーション及びシリアス・ムーンライト・ツアーで来日した際の写真まで掲載されているがページ数は多くない。写真に小さく添えられた発言集の訳は小山さち子。付録の特大カラー・ポスターは表紙の写真と同一。
アウト・オブ・ザ・クール 華麗なるステージのすべて
著者 | ピーター・ゴダード |
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撮影 | フィリップ・カミン |
訳者 | 内田久美子 |
出版社 | 新興楽譜出版 |
出版時期 | 1984年1月1日 |
ISBN | 4-401-62063-1 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 128ページ カラー・白黒印刷 |
同名原書の日本版。著者ピーター・ゴダードはトロント在住の音楽ライター、撮影のフィリップ・カミンも同じくトロント在住で広告カメラマン。ボウイの洗練された動きや表情を間近で見たような錯覚さえ起こしそうな写真が多く、このツアーのDVDと併せて楽しむことをお薦めしたい。
ビバ・ロック臨時増刊 魅惑トゥナイト
著者 | – – |
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出版社 | 音楽専科社 |
出版時期 | 1984年12月22日 |
雑誌コード | 17672-12 |
価格 | 980円 |
備考 | ソフトカバー 80ページ カラー・白黒印刷(折込ポスター付) |
ニュー・ロマンティックス全盛の時代に読まれた洋楽雑誌ビバ・ロック(廃刊)。本誌増刊号として発売された公式フォトブック。内容はおおまかに5つの章で構成されており、”Tonight, Let’s Dance”はオフ・ショット写真、”Latest Interview”は「Blue Jean」のPVにまつわるインタビュー、”Dancing With You”はワールド・ツアーのステージ・フォト、”80 Items Interview”は語録集、”Sound & Vision”は簡単なディスコグラフィーとヴィデオグラフィー。
裏表紙の『トゥナイト』の宣伝コピーは”地球的に赤丸急上昇だぞォ”。
オディティ デビッド・ボウイ詩集
著者 | デヴィッド・ボウイ |
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訳者 | 北沢杏里 |
出版社 | シンコー・ミュージック |
出版時期 | 1984年12月 |
ISBN | 4401611640 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 227ページ 白黒印刷 |
CDの歌詞カードでお馴染みの北沢杏里による初の訳詞集。『スペイス・オディティ』から『トゥナイト』までの作品を取上げており、日本語の表現も分かりやすさを心がけたよう。1982年『戦場のメリー・クリスマス』のロケ地ラロトンガ島で訳者はボウイと接触し、翻訳家としてのキャリアをスタートされたとあとがきにある。ボウイの訳詞集は本書と2002年に刊行された、70年代までの訳詞集『スピード・オヴ・ライフ』のみ。
シリアス・ムーンライト
著者 | チェト・フリッポ |
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写真 | デニス・オリーガン |
訳者 | 内田久美子 |
出版社 | シンコー・ミュージック |
出版時期 | 1985年3月1日 |
ISBN | 4401621042 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 224ページ カラー・白黒印刷 |
1983年のワールド・ツアーの公式な写真集で同名原書の和訳版。ツアー開始の5月18日ブリュッセル公演から12月8日の香港公演まで、シリアス・ムーンライト御一行様のオン・オフを追いかけたドキュメンタリー・タッチな写真集。スーパースターの華麗なステージやオフの和やかな表情を楽しむもよし、写真のほとんどに撮影された場所などの情報がクレジットされているので資料としてマニアックに活用するもよし。ページをめくっていると、コンサートにつめかけた観衆の圧倒的な多さ、ツアー・スタッフや各国のプロモーターに会場の設営スタッフなど、大規模なワールド・ツアーという言葉の意味するところもよく分かる。
デヴィッド・ボウイ・ストーリー
著者 | ケイト・リンチ |
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訳者 | 柴田京子 |
出版社 | CBS・ソニー出版 |
出版時期 | 1985年6月21日 |
ISBN | 4-7897-0189-1 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 272ページ 白黒印刷 |
少年期から『レッツ・ダンス』、『戦場のメリー・クリスマス』でスーパースターの地位に君臨する1983年までの歩みを綴った伝記本。伝記の中では、音楽的な切り口に注力しており、ミュージシャンとしてのキャリアを振り返る際にはとくに重宝する一冊。
原書は前年に出版された『A Rock’n’ Roll Odyssey』。
ビギナーズ・ブック
著者 | – – |
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訳者 | Akiko Shimizu, Ritsuko Ikeya, Tetsuo Igarai |
出版社 | CBS・ソニー出版 |
出版時期 | 1986年5月10日 |
ISBN | 4-7897-0236-7 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 112ページ カラー・白黒印刷 |
ヴァンダイス・パートナーズ役で出演したミュージカル映画『ビギナーズ』のスチールをふんだんに盛り込んだ攻略本『The Beginner’s Guide to Absolute Beginners』の日本版。ストーリー・ガイドをはじめ、舞台の1958年ロンドンや当時のノッティング・ヒルの暴動事件、リトル・ナポリやビバップなど、映画で描かれるテーマや背景について掘り下げた内容となっている。
ラビリンス 魔王の迷宮 講談社X文庫
著者 | A.C.H. スミス |
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訳者 | 野田昌弘 |
出版社 | 講談社 |
出版時期 | 1986年6月25日 |
ISBN | 978-4061900639 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | 文庫 296ページ カラー・白黒印刷 |
『ラビリンス 魔王の迷宮』のノベライズ。巻頭にはカラー・スチールもふんだんに掲載。以下、内容紹介。
サラは思春期の15歳の少女。ある晩、泣き叫ぶ弟のおもりに困り“おまじない”を唱えた。そのため弟はゴブリンにさらわれてしまった!13時間以内にゴブリンの魔王の迷宮をぬけ、サラは弟を助けなければいけない!!『スター・ウォーズ』のルーカスと『ダーククリスタル』のジム・ヘンソンが贈る新次元映像の原作小説。
スクリーン特編版 ラビリンス/魔王の迷宮 フォト・アルバム
著者 | レベッカ・グランド |
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訳者 | 川口敦子 |
出版社 | 近代映画社 |
出版時期 | 1986年8月5日 |
ISBN | – – |
価格 | 1,000円 |
備考 | ソフトカバー 64ページ カラー印刷 |
『ラビリンス 魔王の迷宮』の劇場公開当時に『スクリーン』の別冊として発売された、オールカラーのフィルムブック。スチール写真を多数使用しているので鮮明に映画世界が再現されている。
ロック文庫 異性人デビッド・ボウイの肖像(イマージュ)
著者 | マイルズ |
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訳者 | 柴田京子 |
出版社 | シンコー・ミュージック |
出版時期 | 1986年12月30日 |
ISBN | 4401612035 |
価格 | 500円 |
備考 | ソフトカバー 177ページ 白黒印刷 |
『デヴィッド・ボウイー語録』を文庫化したもの。ボウイはロックという世界のすべての要素を自分のものとしてしまった。本書で彼は、彼自身の職業に対する見方、そしてこれらに関連したあらゆる彼の体験を、過去、現在、未来に分けて語っている。目次は下記参照。
序文/ 青年期/ ぼくは何なんだろう/ ラヴ&セックス/ ドラッグびたり/ ロックン・ロール/ 曲作り/ アルバム―ボウイのソロ/ アルバム―イーノとの共作/ 映画/ 政治論/ ディスコグラフィー
デヴィッド・ボウイー
著者 | ジェリー・ホプキンス |
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訳者 | きむらみか |
出版社 | 音楽之友社 |
出版時期 | 1987年12月25日 |
ISBN | 9784276234505 |
価格 | 2,200円 |
備考 | B6版ソフトカバー 464ページ 白黒印刷 |
音楽之友社より刊行された分厚いバイオグラフィー。1983年までのボウイや彼の周辺、アーティスト活動が詳細に綴られている。原書は同年Scribner社から刊行されたJerry Hopkinsの『Bowie』。以下、内容紹介。
狂人の兄の影におびえながら、常に何者かに変わろうとしていたボウイーは、ステージを降りてもその仮面をはずそうとはしなかった。人々は、驚き、困惑し、称賛し、無視した。嵐のような生き方のその全体像をとらえる。
デヴィッド・ボウイ 神話の裏側
著者 | ピーター&レニ・ギルマン |
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訳者 | 野間けい子 |
出版社 | CBS・ソニー出版 |
出版時期 | 1987年8月5日 |
ISBN | 4-7897-0322-3 |
価格 | Amazonで確認する |
備考 | ソフトカバー 480ページ 白黒印刷 |
元サンデー・タイムズ紙の敏腕ライター、ピーター・ギルマンと大学講師の妻レニとの共著。原書タイトルは『Alias David Bowie』。以下、内容紹介。
デヴィッド・ボウイほどスターダムという虚構の世界を見事に演じているアーティストはいない。その秘密はなにか。少年時代の自分を様々に脚色してきたのはなぜなのか。今、真実が明らかにされた。 デヴィッド・ボウイは、3世代にわたって呪われてきた家系の出身である。自分もいつか狂うのではないかという恐れと、不幸な兄の存在が彼を音楽の世界に足をふみ入れさせた。 彼の苦悩に満たち家庭環境と、華々しい音楽活動とを織りなして、本書は、完璧なボウイの世界を描いて見せる。ファンが待ち望んでいた、ボウイの決定版伝記。