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The Buddha Of Suburbia | |
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01 | Buddha Of Suburbia |
02 | Sex And The Church |
03 | South Horizon |
04 | The Mysteries |
05 | Bleed Like A Craze, Dad |
06 | Strangers When We Meet |
07 | Dead Against It |
08 | Untitled No. 1 |
09 | Ian Fish, U.K. Heir |
10 | Buddha Of Suburbia (Featuring Lenny Kravitz On Guitar) |
星くず集積回路
ハニフ・クレイシ原作のBBCが製作した同名ドラマのサウンドトラックとして発表された本作は、長い間廃盤になっていた不遇な作品だが、内容は全曲ボウイによる書き下ろしのオリジナル・アルバムある。1993年の夏から秋にかけて、かなりの短期間でレコーディングとミックスダウンを行い11月にはリリースされている。前作発表からほぼ半年である。2007年にようやくEMIから再発されたが、未だ国内盤のリリースには至っていない。
後にボウイも自作で気に入っているアルバムに本作を挙げているが、90年代以降の作品すべてにサウンドや詞作、テーマなどに共通点が見い出されるという意味でも重要性は高い。たとえばマイク・ガーソンのピアノがフィーチャーされた「South Horison」をとってみても『Outside』やミレニアム以降ガーソンの活躍を予見しているし、「Dead Against It」なども「A Better Future」のプロトタイプと言えるだろう。
またボウイ本人によるライナーノーツには、制作にあたってインスピレーションを得るための26個のキーワードを掲げていたそうだ。ピンク・フロイド、リンデン大通り、ブリュッケ美術館、ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』、ブロムリー、ノイやクラフトワーク、オージェイズ、フィリップ・グラス、ベルリンの壁など。まるで次回作で迎えるブライアン・イーノへ宛てた暗号のようだ。ほかにも20世紀ポップアートの系譜とピクシーズやソニック・ユースらを対比させてみることもコンセプト・ワークに盛り込んでいる点も今の評価に。
アルバム・カヴァーはドラマのスチールを用いたのがEU盤でボウイのモノクロ写真のものがUS盤。EMIの再発盤はカラーになっている。EMI再発盤も新たにマスタリングが行われているわけではないようだが、これまで10年以上も入手困難な状況が続いていたので再発の意義は大きいだろう。
参加ミュージシャンほか
Erdal Kizilcay : Keyboards, Trumpet, Bass, Guitar, Drums, Percussion
David Bowie : Vocals, Keyboards, Synthesizer, Guitar, Saxophone, Percussion [Keyboard Percussion], Produce, Mix
Mike Garson : Piano (track3, 5)
Lenny Kravitz : Guitar (track10)
Dominik Taqua : Assistant Engineering
Dave Richards : Engineering, Programming, Produce, Mix
レコーディング・スタジオ
Switzerland, Montreux, Mountain Studios
Burbank, O’Henry Sound Studios
各種リリースフォーマット
7432 113697 25 | BMG Arista Limited Edition CD | 1993 |
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BVCA-612 | BMG Victor Japan CD | 1993 |
74321 13697 4 | Savage Records UK Cassette | 1993 |
7243 5 90967 0 4 | Virgin US Special Edition CD | 2003 |
TOCP-54081 | EMI Japan CD | 2012 |
7243 5 83338 2 4, 583 3382 | Parlophone EU CD | 2015 |