Day-In Day-Out
- 監督
- Julien Temple
- 収録
- 1987年3月 LA
- 収録時間
- 約6分30秒/dd>
- 映像ソース
- Official DVD
ストーンズの「Undercover Of The Night」のヴィデオと同じく社会的メッセージを強烈に含んだ映像に仕上げたのがジュリアン・テンプル。暴力や貧困が蔓延し人々の希望が腐敗していくアメリカの現状を克明に描いており、その過激さゆえイギリスやオーストラリアでは放送が自粛された。一方で作品としての評価は高く、1987年のヴィデオ・ミュージック・アワードの男性歌手部門、ビデオ撮影部門にノミネートされる。TVカメラを構える白い天使(黒人)と黒い天使(白人)、ボウイの顔に描かれた涙のメイク、母子の遊ぶ積み木の並び文字など、ディティールにもさまざまな意味が込められている。
01.Day-In Day-Out
Time Will Crawl
- 監督
- Tim Pope
- 収録
- 1987年5月29日 Rotterdam, Sport Palais Ahoy
- 収録時間
- 約4分
- 映像ソース
- Official DVD
映画『ザ・クロウ』や最近ではファット・ボーイ・スリムのクリップで知られるティム・ポープが監督をつとめた87年のシングル「Time Will Crawl」のクリップ。撮影はグラス・スパイダー・ツアー、ロッテルダム公演の会場で行われ、ステージで披露されたマイムとダンスを融合させたパフォーマンスを本番さながらに展開。照明効果なし、鉄パイプで組まれたセットにトレーニング・ウェアのダンサー達、一寸腰かけ息を整えるボウイといったリハーサルならではの描写が臨場感を煽る。
01.Time Will Crawl
Never Let Me Down
- 監督
- Jean Baptiste-Mondino
- 収録
- 1987年5月 LA
- 収録時間
- 約5分
- 映像ソース
- Official DVD
シドニー・ポラックの69年の映画『ひとりぼっちの青春』にコンセプトを借りた「Never Let Me Down」のヴィデオ。大恐慌におそわれた30年代アメリカで若者たちは賞金目当てに過酷なダンス・マラソンへ青春を捧げるといった内容で、ボウイのお気に入りの映画のひとつでもある。それから褐色の少女を抱き上げ体育館を後にするエンディングは十数年後の愛娘レクシーとのめぐり合わせを先取りすることに。もう一点、ハーモニカの使用は「The Jean Genie」のヴィデオでは見られないので本作のみとなる。
01.Never Let Me Down
Top Of The Pops
- 放送国
- イギリス BBC1
- 収録
- 1987年6月17日 London
- 収録時間
- 約5分
- 映像ソース
- YouTube
1987年には2度出演する『Top Of The Pops』だが、この6月の出演時にはスタジオ・ライヴでプレイバックの「Time Will Crawl」を披露。YouTubeの映像は編集される前段階のもののようだが、放送時期には6月や12月、1989年まで棚上げされていたなど諸説あり。ちなみに収録当日はウェンブリー・スタジアムでのリハーサルも行う過密スケジュールだった。
01.Time Will Crawl
Philadelphia Veteran’S Staduim
- 放送国
- – –
- 収録
- 1987年7月31日 Philadelphia, Veteran’s Stadium
- 収録時間
- 約135分
- 映像ソース
- Trade Item
フィラデルフィア公演2日目のステージを完全収録した映像。トレーダー間ではオーディエンス撮影によるヴィデオとして流通しているようだが、ステージ後方アングル、カメラ・チェンジの編集があることからプロ・ショットと推測される。M7ではステージに投げ込まれたサングラスをかける場面も。
01.Up The Hills Backwards / 02.Glass Spider / 03.Day-In Day-Out / 04.Bang Bang / 05.Absolute Beginners / 06.Loving the Alien / 07.China Girl / 08.Fashion / 09.All the Madmen / 10.Never Let Me Down / 11.Big Brother / 12.’87 And Cry / 13.”Heroes” / 14.Time Will Crawl / 15.Young Americans / 16.Beat Of Your Drum / 17.Rebel Rebel / 18.The Jean Genie / 19.Sons Of The Silent Age / 20.Dancing With The Big Boys / 21.Zeroes / 22.Let’s Dance / 23.Fame / 24.Blue Jean / 25.Modern Love
Top Of The Pops
- 放送国
- イギリス BBC1
- 収録
- 1987年9月16日 LA
- 収録時間
- 約4分
- 映像ソース
- YouTube
1987年2回目の出演となった『TOTP』では「Never Let Me Down」のスタジオ・ライヴ(プレイバック)。USツアーも終盤にさしかかり、今回は作り込んだ部分が薄れさっぱりした印象を受ける。YouTubeには国内の番組で放送されたものと思われる映像も投稿されている。
01.Never Let Me Down
The Noise
- 放送国
- オーストラリア CH31
- 収録
- 1987年10月27日 Sydney, Tivoli Club
- 収録時間
- 約13分
- 映像ソース
- Trade Item
オーストラリアでのライヴ形式のプレス・カンファレンスを収録した映像。「Young Americans」演奏後、記者からの質疑応答があり、ふたたび「The Jean Genie」をプレイ。
01.Young Americans / 02.The Jean Genie
Glass Spider
- 監督
- David Mallet
- 収録
- 1987年11月7, 9日 Sydney, Entertainment Centre
- 収録時間
- 約104分
- 映像ソース
- Official DVD
1988年にヴィデオ化されたグラス・スパイダー・ツアーの公式ライヴ映像。巨大な蜘蛛型ドームのセットとアクロバティックにショー・アップされたステージを完全収録。会場はツアー終盤のシドニー公演で、当時人気のあったチャーリー・セクストンもゲスト参加している。現在DVDは2CDとセットの『Glass Spider』(赤のパッケージ)で入手可。
01.Intro – Up The Hill Backwards / 02.Glass Spider / 03.Day-In, Day-Out / 04.Bang Bang / 05.Absolute Beginners / 06.Loving The Alien / 07.China Girl / 08.Rebel Rebel / 09.Fashion / 10.Never Let Me Down / 11.”Heroes” / 12.Sons Of The Silent Age / 13.Band Introduction / 14.Young Americans / 15.The Jean Genie / 16.Let’s Dance / 17.Time / 18.Fame / 19.Blue Jean / 20.I Wanna Be Your Dog / 21.White Light White Heat / 22.Modern Love