Welcome To The Blackout (Live London ’78) / ウェルカム・トゥ・ザ・ブラックアウト~ライヴ・ロンドン ’78

Welcome to the Blackout (Live London ’78)
Back Cover
Disc
Inray
発売日:2018年4月21日  レーベル:Parlophone  チャート:英16位(OCC)/独58位
リリース形態:Vinyl / CD / DD  参考:Discogs Wikipedia

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Welcome To The Blackout (Live London ’78)
Disc1
01 Warszawa ワルシャワの幻想
02 “Heroes” ヒーローズ
03 What In The World ホワット・イン・ザ・ワールド
04 Be My Wife ビー・マイ・ワイフ
05 The Jean Genie ジーン・ジニー
06 Blackout ブラックアウト
07 Sense Of Doubt 疑惑
08 Speed Of Life スピード・オブ・ライフ
09 Sound And Vision サウンド・アンド・ヴィジョン
10 Breaking Glass 壊れた鏡
11 Fame フェイム
12 Beauty And The Beast 美女と野獣
Disc2
01 Five Years 5年間
02 Soul Love 魂の愛
03 Star スター
04 Hang On To Yourself 君の意志のままに
05 Ziggy Stardust ジギー・スターダスト
06 Suffragette City サフラゲット・シティ
07 Art Decade アートの時代
08 Alabama Song アラバマ・ソング
09 Station To Station ステイション・トゥ・ステイション
10 TVC 15 TVC15(ワン・ファイヴ)
11 Stay ステイ
12 Rebel Rebel 愛しき反抗

頻闇(しきやみ)へようこそ

1978年の『Low』と『”Heroes”』を冠したツアーの実況録音盤は、すでに『Stage』という、ほぼリアルタイムでリリースされたタイトルが存在するが、40年を経て今回発表となった『Welcome To The Blackout』は、まったく存在意義の異なる歓迎すべきライヴ・アルバムである。

『Stage』が収録している公演は4月末のフィラデルフィア公演と5月初旬のプロビデンスの公演で、『Welcome To The Blackout』のほうは6月30日と7月1日のロンドン、アールズ・コート公演を収録。つまりセットリストにさしたる相違はないものの北米からヨーロッパ各所を巡る約2か月ものツアー日程を消化した、謂わば完成型のステージをパッケージしたものとなる(実質アールズ・コート公演はオーストラリア/日本ツアーのみを残したヨーロッパ・ツアーの千秋楽にあたる)。

録音状態では『Stage』に軍配が上がるとの声もあるが、2ヶ月をかけて磨き上げられたエイドリアン・ブリューやロジャー・パウエル、ショーン・メイズにサイモン・ハウス、スリー・ジェントルマン・フロム・NYらバンドの一体感のある演奏とボウイの頽廃をたたえた歌唱(実際のステージは表現主義をまとった身体パフォーマンスまでもが加わるのだから)は甲乙つけがたい。
このツアーで発表間もない「Sound And Vision」が聴けるのも本作ならでは。
ボウイ本人とデヴィッド・リチャーズがミックスを手がけている点もトニー・ヴィスコンティ総監修ともいうべき『Stage』と比較してみればおもしろいだろう。

40年を経て、はじめて聴かれるLow&Heroesツアーの完成型。これはただの蔵出しなどではない、事件である。

参加ミュージシャンほか

  George Murray : Bass Guitar, Backing Vocals
  Adrian Belew : Guitar, Backing Vocals
  Carlos Alomar : Guitar, Backing Vocals
  Roger Powell : Keyboards, Synthesizer, Backing Vocals
  Sean Mayes : Piano, Strings, Backing Vocals
  Simon House : Electric Violin
  Dennis Davis : Drums, Percussion
  David Bowie : Vocals, Chamberlin, Produce, Mix
  Tony Visconti : Recording
  David Richards : Mix
  John Prestage : Mix
  Ray Staff : Mastering
  Jeremy Allom : Recording Engineer
  Tom Cyrana : Produce
  Nigel Reeve : Produce
  Scott Minshall : Design

レコーディング・ライヴ

  1978/6/30-7/1 London, Earls Court

各種リリースフォーマット

DBRSD 7782, 0190295730277 Parlophone US&EU 3LP RSD Release 2018
CDDB 7782, 0190295730260 Parlophone US&EU 2CD 2018
WPCR-18060/1 Warner Japan 2CD 2018